雪国 vol.34

念願だった野鳥のレストラン開店。庭の雪の高さがいい感じになったところで、スノーシューでその雪山に登って、ヤマボウシの上のほうに鳥のえさ箱をぶらさげた。メニューはヒマワリの種と古い玄米。どんな鳥が来てくれるのか、わくわく待つ。
でもお客さんが誰も来ない。開店休業中。宣伝が足りないのだと思う。どうしたら鳥たちに気づいてもらえるのかわからない。
鳥は来ないけれど、雪は降り積もる。小さな屋根の雪下ろしをして、周りに空から見えるように大きなハートマークをつけて、すごい宣伝をしたつもり。
雪国の鳥たちは、食べ物が見つけられなくて困っているはずなのに。鳥のみなさん、ここにごはんあります。来てください!
どなたか、いいアイディアのあるかたいませんか?