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雪国 vol.32

雪国 vol32

10月31日ハロウィーンの夜。どの家もハロウィーンの妖精を玄関に飾り、お菓子をたくさん用意して待ち構えていた。
ピンポーン! ちっちゃな魔女と黒猫がやってきた。通りのあちこちで「トリックァトゥリー」が聞こえている。街灯の光の下に、オレンジ色のとんがり帽子や、水色やピンクのプリンセスが浮かび上がる。みんな持ちきれないほどのお菓子を抱えている。いつもは静かな住宅街の通りが、幻想の世界に変わっていた。
子供たちが楽しく笑いながら育っていく社会は、成熟した健全な社会だ。遠くからやってきた見知らぬ子供たちにも隣の子供にも分け隔てなくお菓子をあげる。子供たちは安心して知らない家のチャイムを鳴らす。厳しい季節を前にして、大人も子供も心を暖めた一夜だった。

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