雪国 vol.54
中越地震を経験していないので、後ろめたさを感じている。この地に住まわせてもらっているのに、大きな極限状態を分かち合っていないという、ぽっかりと穴があいたような感じ。共通の認識、共通の体験を持たないことから生まれる、ある種の文化の違いのようなもの。
最近、中越地震で大きな被害を受けた集落から、イベントの人集めに一日だけやってきた3頭のアルパカたちに出会った。ご苦労様です。一目惚れしました。
復興を願って遠い国から贈られた優しい目をした生き物が、それもたった1時間ほどのところにたくさん暮らしているという。
行ってみよう!山古志に。どんなところなのかわからないけれど、なにかとても気にかかるものがある。