雪国 vol.37
なんだか雪融けが遅い今年の春。いつまでも街が色づかない中で、開店以来お客さんが誰も来なかった野鳥のレストランが、突然の大賑わい。
今のところやってくるのはスズメだけ。でもこの人気は上空から鳥目をひくし、ここは安全だといううわさが広まれば、他の小鳥たちも集まってくる可能性あり。
稲を食べるときは害鳥、害虫を食べるときは益鳥と勝手に人間にみなされるスズメは、最近数が激減したらしい。食べ物や営巣場所がなくなってきたためではといわれている。せめて我が家のレストランでたくさん食べて、元気な子スズメを育ててほしい。
厳しい冬を共に生き延びてきた野生の生き物たち。光り輝く季節を一緒に楽しみたい。春の朝、小鳥の声で目覚める幸せ♪